平成25年2月9日(土)
『第24回 全日本 農はだてのつどい』が開催されます。
そこで使用される「福俵」(大俵)は日本一の大きさなのです

全長4メートル
幅2.5メートル
重さ8トン!!!
この「福俵」は4年に1度のわら交換をしており、丁度今年が交換の年となり今回で6度目となります。
その作業が奥州市胆沢区の供養塚ポケットパークで新調作業が行われました。
前回紹介した小野寺わら工房の従業員10名が、古俵からわらを外し新しいわらを掛け替えしました。

雪が舞う中、気温は1℃。
そんな状況でもみなさんテキパキと作業を進めていきます。私たちは寒さでガチガチなのに


驚いたのは最高年齢88歳のおじいちゃん!それに一番若くても62才だと聞いてもっと驚き!
作業をしているのが御年88歳というおじいちゃん。さすが手際が良い。↓↓↓

まず大俵から古いわらを外し、今年編み上げたわらで覆っていきます。
製作は1月15日から10日ほどで作ったんだとか。
「すごいですね!そんな短期間で?!」と驚いていると
「んだぁ!成人式終わってから作り始めたんだぁ!60歳の成人式なぁ!
んでもぉ、3〜4日間は休んだんだーぁ。ははは!!!」とのこと。
ん〜すごいパワー


土台をわらで覆ったら今度は「結い縄」と呼ばれる1本13sもある縄を俵に巻いていきます。

結い縄を肩にかけて、引っ張りながら2周させて留めていきます。
俵が大きくて反対側が見えないので、声を掛け合いながらの作業が続きます。
小野寺わら工房の代表 小野寺延吉さんに聞くと
「ほんとは結い縄は5本なの。だけども、これは大きいから3本なのっしょ。」
「(わら細工を)作れる人はいっぺいるけんど、俺たちはプロだからなんでもこしぇる。」と。

「祭りの当日は厄年の人たちが俵に乗るから、かっこよぅぐせねばな。」と小野寺さん。
最後はていねいに表面を整え、
2日間の作業で掛け替え作業が終了しました。
祭りを支える地域の力はすばらしいですね。
当日のお祭りがとても楽しみです

『第24回 全日本 農はだてのつどい』は平成25年2月9日(土)に
開催です。
開催日:平成25年2月9日(土)
15:00〜20:00
会 場:胆沢総合野球場 特設会場
主 催:いさわのまつり実行委員会
詳細は追ってお知らせします。ぜひ日本一の大俵(福俵)をご覧になってください
