2012年09月06日

及源鋳造


奥州市水沢区羽田町は鋳物の町・南部鉄器の町です。
新幹線の水沢江刺駅を降りれば日本一の大きさの鉄瓶に迎えられ、水沢産業まつりでは日本一の大きさのジャンボ鉄鍋で芋の子汁を作ります手(チョキ)
夏には水沢駅に幾つもの南部風鈴が並び、風に揺れ素敵な音を奏でています。
その音は日本の音風景100選にも選ばれるほどぴかぴか(新しい)


そんな南部鉄器を製作販売している奥州市水沢区羽田町にある及源鋳造株式会社さんへ、工場見学とショールーム見学をしに行って来ました。


お借りした帽子を被って出発。
及源鋳造株式会社さんの社員の方が案内してくださいました。


まずは外からざっと工場内を。
奥に見えるのが「キューポラ」です。


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○キューポラとは
鋳物製造で、銑鉄(せんてつ:鉄鉱石を溶鉱炉で還元して取り出した鉄)を溶かすのに用いる円筒形の直立炉で、最も一般的な鋳鉄用溶解炉。
外側は鋼板で円筒形に作り、内側を耐火煉瓦(れんが)で裏張りしてある。
溶銑(ようせん:銑鉄を加熱してとかすこと。また、とけた銑鉄)炉。


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キューポラ.jpg


中に入ると、激しい機械音と振動を物ともせず働く、逞しい背中が。


行程作業.jpg


大きな機械での作業もありますが、平行して手作業による型づくりも行われています。


作業員1.jpg


作業工程2.jpg


手前の型に鉄を流し込み固める事によって私達の知る形になっていきます。


作業員2.jpg


中は当然のように暑い(熱い?)のでこんな暑さ対策も。


暑さ対策.jpg


ざっと一通り案内して頂きました。
南部鉄器が出来るまでの工程は見応えがあり、また、奥が深いexclamation
出来上がった製品を見るだけでなく、作業工程も見学出来るのは凄く勉強になりましたひらめき


お次はショールームの見学ですわーい(嬉しい顔)


所狭しと風鈴や鉄鍋・鉄瓶が並びます。


最近は海外でも人気の南部鉄器、海外のお客様は伝統の黒い鉄製品よりもカラフルな物がお好みのようなので、様々な色合いの鉄器も並びます。


急須.jpg


色付きの物も可愛い揺れるハート
これなら若い人にも人気が出そうです。


昔から家庭で使われている亀の子たわしや、一世を風靡した鉄玉子もありました。


亀の子たわし.jpg


こちらは南部鉄器のコースター。



南部鉄器コースター.jpg


一気にお茶が高級に見えますぴかぴか(新しい)


そして最後に、見学記念に頂いた招き猫型の栓抜き。


猫の栓抜き.jpg


南部鉄器には割と馴染んで来たと思っていましたが、まだまだ知らない事がいっぱいで、新たに色々な事が知れましたひらめき


大人の工場見学に是非及源鋳造株式会社はいかがですか?




及源鋳造株式会社
住所:〒023-0132 岩手県奥州市水沢区羽田町字堀ノ内45
TEL:0197-24-2411 FAX:0197-25-3619
各種お問合せや商品について、製品のお手入れ方法に社長のブログなど、内容盛り沢山な及源鋳造さんのHPはこちらから



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posted by 奥州市観光物産協会スタッフ at 00:00| 観光物産情報
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