6月29日、県職員によるボランティア組織「県職員森づくり応援団」(県南広域振興局)の皆様による森林整備(下刈)を取材して来ました。
この場所は、生母地区の小学生が卒業記念として5年前から植樹を行っています。
しかしながら、子供達や地域の方々だけでは管理が大変であることから、ボランティア活動の場所に選定されたそうです。
場所は前沢区生母にある月山神社より県道「長坂 束稲 前沢」線を約700m程登った所です。
こんなプレートがお出迎え

『イロハモミジの森』です

作業手順の説明を受けた後、作業開始です。
4班に分かれて険しい山道を分け入り、広がる草木をものともせず。
鎌を使ったり、
機械を使ったりの一大作業

見えにくいとは思いますが、よーく見ると、木々の間に作業を一心不乱に頑張る方々のお姿が

県道「長坂 束稲 前沢」線に沿った山の中には、昔から大事にされてきた名石・名木があります。(古いものでは、今から236年前の安永4年7月に書き上げた安永風土記に記録されているものまであるそうです。)
○経塚山にある経塚石・(義経の)馬蹄石・胎内石(くぐり石)
○大森山にある(弁慶の)傘石・永代石・三ツ石・雨請石
○二子山にある座禅石・行水石
また、ブナの木が沢山あり、ブナ峠なる地名も。
ここには樹齢300年位のブナの木も生えているそうですよ\(◎o◎)/!
更に、この地には幾つかの義経と弁慶の言い伝えも残っています。
そう、イロハモミジの森はこういった名所・名石・名木に囲まれた基点ともなる場所なのです

周辺には他にも、音羽山・束稲山・経塚山・男二子山・女二子山・駒形山・月山キャンプ場や大文字キャンプ場などもあり行楽にも、生物多様性の学習にも最適です

今回、こういった周辺のお話をお聞かせくださった森生会会長の大石さん。
曰く、このイロハモミジの森が成長するまであと50年はかかるのだとか。
ただ、成長したこの森を基点に広げて行けば、200年後には日本でも類を見ない大樹林帯になると、そこまでがこの地の目標だと目を輝かせながら語って下さいました。
まだまだ先の話ですが、この地が奥州市の観光名所になる日が来るかも

天気の良い日には、この地まで足を運んで、200年後の奥州市に夢を馳せてみてはいかがでしょうか?
新しい発見があるかもしれませんよ

※イロハモミジの森※
奥州市前沢区生母字二子 月山神社より県道「長坂 束稲 前沢」線を約700m登坂
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