お昼休憩を終え、午後は最初に胆沢区若柳にある『徳水園』に行ってきました

なんと、この円筒分水工は日本一の大きさ

昭和32年に作られたそうです


円筒分水工は胆沢川の水を胆沢平野の田畑に均等に水を送っています

すぐそばには農業と水をテーマに整備された水の歴史記念公園があります

足踏水車や手漕ぎいかだなどもあり、見学と体験ができる施設にもなっているんです

お天気のいい日にはのんびり過ごすのにとってもいい場所なんですよ

園内にある開拓者『後藤寿庵』の石碑で解説してくださった鈴木会長

とても分かりやすく、ユーモアも入れて説明してくれる姿にホレてしまいました


そして、道路を挟んで反対側には『胆沢まるごと案内所』があります

胆沢のことならなんでも教えてくれるんです


観光案内はもちろん、大人気のソフトクリームは5種類あり、ちょっと一息するにはいい場所です

隣では地元野菜や草花を販売していました

次に訪れたのは胆沢区若柳地区にある胆沢の散居屋敷・亀井家

まず私たちを出迎えてくれたのは、とても立派な『長屋門』です

昔、この長屋門内で農作業として脱穀や精米が行われていました

しかし農業機械が導入されると長屋門内での農作業は減り、物置小屋として使用されるようになったようです

扉には、南部鉄器が使用されていて重厚な造りでした

門を潜り抜けると、オレンジ色の立派な“瓦屋根”

この亀井家、ちゃんと今でも住んでいるんですよ。とても立派で、参加者のみなさんは溜息の連続


この地区では珍しい色あいの瓦屋根が、とても印象的でした


綺麗にお手入れをされている庭に、こちらもとても立派な“蔵”がありました


そして、裏手に回り込んで・・・

本日メインの『エグネ(居久根)・キズマ(木妻)』を見学


【エグネ】は、屋敷の北西側に木を植えて、屋敷を守る防風林。(冬は暖かく、夏は涼しく)の役割を果たしています。
【キズマ】は、エグネの下に薪を重ねたものです。中には、藁やトタンの屋根をかけている所もあります。また、キズマの規模によっては、その家の格式を表したものだと言われているそうです。
これらは、先人の生活の知恵であり、現在では数件になってしまいましたが、大切に保護されています

胆沢地区へドライブがてらに、探してみるのもいいかもしれませんよ


一日、私たちを案内してくれた『いさわ散居ガイドの会』ボランティアの皆さんです


いままで知らなかった、胆沢の歴史や文化に触れることができて、とても勉強になりました


次回は秋に企画予定だとか。次も期待しています。ありがとうございました

*お問い合わせ*
胆沢まるごと案内所

胆沢総合支所産業振興課
