

まず目に入ってくるのが高さ4mのたたら式こしきの模型


これが「キューポラの館」の由来でもある溶銑炉(キューポラ)です

鉄器職人は、このキューポラの炎の色で鉄の溶け具合を確認するそうですよ

中へ進むと、伝統工芸士や鋳物工芸家の秀作が展示されていました

鉄でできているのを忘れるような滑らかな表面はまさに芸術品


それにライトアップされたショーケースがなんともキレイだったのが印象的でした


普段見ることのできない、パーツや下絵なども展示されていました


続く「工場再現コーナー」では、明治初期の鋳物工場を再現しています

原形づくり、型ひき、着色、仕上げまでをとても分かりやすく紹介されていました

こちらはたたら場の再現。

これは注湯(ちゅうとう)と呼ばれる作業。型に鋳鉄を流し込みます。

その他、鋳物の資料も展示されていました

ショーケースの中には芸術品の数々



藤原清衡が豊田館(現在:江刺区)で鋳造を始めたのが、この地の鋳物産業の起こりと伝えられています

その歴史はおよそ920年。現在、南部鉄器の鉄瓶や急須は中国や欧米にも人気となっています

隣接する売店ではお手頃な南部鉄器が買えますよ

こちらは文鎮



世界に誇る南部鉄器を目で見て、ぜひ最後は手に取ってご覧ください


〜お問い合わせ〜
奥州市伝統産業会館 キューポラの館
住所:奥州市水沢区羽田町駅前1−109
電話:0197−23−3333
開館時間:9:00〜17:00
休館日12月29日〜1月3日
観覧料:大人200円 高校生以下無料
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